まるで
底なしプールのような音が

少し、もぐってみる
ムラサキはキチガイが着る色だと言ったのはいつの人だろう
ムラサキ=キチガイであれば僕の友人はキチガイという
フメーヨな称号を得ることとなる。
少し、いや、大い?
それに包まれてもぐる僕は一種のSF映画のようだと
自分を客観的に見る。
ひざを抱えて浮かぶ僕。
ムラサキの羊水に、包まれて。
向きによっては性器が見えるな、と、心の底から
どうでもいいことを考えた。

ゆっくり目をとじて
僕に触れてくる羊水の感覚を
小さい手が、僕の腕をなぜる
なぜだろう知っている。ここを?ムラサキ―――/―――
しみて、痛い。

静かなプール。僕は僕に聞くんだ
  「「会いに来てくれないか」」」」?」
遠くから音響装置のような
  「イヤダネ、君ガクルンダヨ」いやにリアルな音
胎水のムラサキが晴れの色に変色する。
ああ、リンゴだと直感的に思った,

―――――――+―――――――
傘を開く。ムラサキの中の胎児
底なしプールからの叫び声

「「「「「―――――――――?」」」」」

多くの人は気付かない。その叫び
いつかの映画のタイトルのような違いを
遊んでみる/叫びなんて、どこにあったか。
唯一の音に包まれたまま、雨の中を進む。
傘からしみこむ粒、が

「会いに来てくれないか?」

台詞のような言葉がそこかしこから聞こえる
わかっているのか、いないのか

「イヤダネ、君ガクルンダヨ」

返答までまるで同じだ
胎児はうぶ声をあげないまま羊水に沈んでいる
声らしくない声で叫ぶ

gぴヴぉkldsglふぃおゆpsぞj富y;d;lじk;hどy・;ふぃ

静かだ、と思う同じこと?
足から浮遊してフラフラする浮かんだまま沈めないのは重りが
ない所為だろうか??
わかっていないのか、いるの、か?

ソコに?????????

きれに描かれた疑問符が素敵だ
板違いのまま進む、雨の中。

粒が当たる。
ああ、ムラサキ。キチガイは僕か。
ムラサキの上のムラサキ、上等なムラサキ?

足をのばせば底なしプール。
いつかの音を聞きとれば重りは取れると言う、
難解な、GAME

けン争が流れこんでくる
この中にいつかの音?いつかの音とは一体なんだ?

fjndsbh.gkhsb,fghrefskdhfskjfglsryjgdfrsjfhdcksd
gksjhgksjuhrgtyutriuweyrlifkzxdhvgbgsvryfulasdhg
guhks.kjgthlsthgryufkgtlrgfyertygoi.welhger/stfi
lufgyurefakzuydfgtaykrewlti77y47e31yqgrfhaioljhs
fhfgs,dkghshdfrjfsdtyaeytrfeilgadyagdofutp;ywegd
grlyhgseufgsyrjhgfjusrgfvwadblshrfwgayraterlitgf
fkushufgelsigturfvfdrshlgejkrmeshjfvarwflreyrfhs

―――――――見つけられる音、なんだろうか
スピーカーなんだろう、音響器材。
体育館のような殺人がザラで。
人形のような殺害は有り得ない。

――っか・・・・・・???????

ムラサキの羊水は、いつだったろう
傘が折れて雨粒は胎児に?

Be cause、何故?

胎水は、流れてしまった?
雨が、始まる。
底なしプール、ムラサキ、友人。
音、が――?ありふれていて

聴こえない

イヤホンとヘッドホンをかさねて使っているような不快感、
音はまさしくそれなのに

あー、沈む。気付けば重りはない。
のに沈む。
あれ、僕は息をしていなかったか
泡が、あぶくが浮かんでいかない
けン争に負けているのか
  僕の声が

はて僕の探していた音はなんだったか
ストローだっただろうか

ペットボトルが僕を吸い込む。
羊水がなくなって、傘はどこかへ流れていく。

雨が、始まったばかりなのに。

フタがされないまま、雨の中。

僕は、底なしプールを思い出していた。
水が、僕を浸蝕していく

イツカ、の手は僕を触ってくれない。

蝕ばまれていく。
最初に指、足、腕、目、性器・・・・・。
最期に、耳。
カタツムリが追いだされて溶けていく
酸性。

雨水が胎水に戻る
   小さなおたまじゃくしは巣に還る
その瞬間の音

"――――――ドクンッ"

いつかの音、
探していた、音?

"―――ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ――――"



僕は"容れ物(ペットボトル)"となった彼女のすこしふくれた腹部に耳を当てる
嬉しそうに笑う彼女をカイフクしたい。
欲望はただれて耳から流れだす。
目を溶かした羊水が中にまぎれこんでいた

耳をすませば















2006-12-29